私たちのミッション
「株式会社千坂」は、食料品・菓子総合卸売会社として、地域に根ざした経営を表すビジョン「地域流通創造企業®」を掲げるだけでなく、地域の健康課題に即した取り組みなど特に優良な健康経営を実践している企業を顕彰する制度「健康経営優良法人」にも認定いただいております。名実ともに地域貢献を実践する会社として、さらなる前進を目指しているところでございます。
少しずつではありますが、社内の変革も進んできております。以前は先先代が遺した社訓「利益を得んとすれば相手に利益を与えるべし」を守るのみでしたが、20年程前に問屋無用論が再燃し、「私たちの仕事とは何だろう?」「この会社は何のためにある?」と悩ん だ時期がありました。そこから、改めて自社の価値を見つめ直し、理念づくりに取り組み、出来上がりました。卸売業だからこそまず 「造り手」の物の考え方を理解し、そして顧客の為・地域の為に何ができるのか。 そこで理念からミッション(使命)を明文化しました。「顧客の価値向上をめざす企業となり「うまい、ありがたい』がこだまする社会をつくる。」このミッションの実現を目指し、営業活動を行っております。
また、全ては「人間力」。互いの研鑽を通して自己の成長をめざす環境を整えることを大事に考えました。
仕事というのは、社会人にとって人生の半分を占めるものだと考えております。
だからこそ、職場を「ただ働くだけの場所」ではなく、「人生をより豊かにできる場所」にしてもらいたいという思いで、現在は定期的に社内勉強会を開催しております。勉強会を始める前は「きっと社員に反対されるだろうな」「会社を辞めると言われたらどうしよう」と内心不安でしたが、実際に勉強会を行ってみると、「社内の協調性が上がった」「視野が広がった」「コミュニケーション能力が高まり、業務がスムーズになった」「自分が成長できていることを感じて嬉しい」といった声が聞かれるようになりました。今では社員の感想を読むたび、「まっすぐ成長しているなぁ。自分は負けているかも、もっと頑張らなくては」と焦るほどです。これからも、会社の規模や設備面で最大・最新を目指す会社ではなく、人間力を高める会社をつくっていきたいと考えております。
私たちは東日本大震災の時、流通を担う者の重要性を痛感しました。どういった順番で、どういった商品が求められるかという流れも、東日本大震災で学びました。あの時の教訓が現在、新型コロナウイルスへの対応で生きています。 緊急事態宣言、休校など、事態に合わせて求められるだろう商品を早めに仕入れることで、なるべく欠品させず、消費者の方に必要な商品をお届けできていると自負しております。私たちはインフラを担っている、どんなことがあっても仕事を止めてはいけない。この決意のもと、エッセンシャルワーカーとして、これからも 「買う人が欲しいと思う商品」をお届けできるように頑張っていきたいと思います。